「人はパンのみによって生きるにあらず」 は私の好きな言葉。生きるには志が大切ということ。でもパンなしには生きられないのも事実。ならば、食は楽しくありたい。食べ歩きも、つくるのも。そんな私の日常を後援会紙に掲載していたのが、今回出版の運びとなり、素人の所作ゆえ、いささか面映い次第です。
私がなぜ料理に興味を持ったのかは、育てられた家庭の環境・躾にあるようです。生家は京都の商家ですから、質素と倹約です。世間的には恵まれた家庭でしたが、豊かななかに慎ましく暮らす術を教え込まれていました。金にまかせた贅沢な外食より、よい材料で、家庭で心を込めてつくる大切さが染みついています。
後援会紙に連載していたものが、多くの方々のご助力により上梓に至りました。感謝申し上げます。政治家は高級料亭にたむろするもの、というテレビドラマがつくった間違いを、皆さんにわかっていただければ、出版の意味もあったということでしょう。
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小泉改革は競争原理重視だが、どのような国を目指すのか。本著は保守理念に貫かれた日本の国家像についての具体的提言の書。
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