陽光のなかをサクサク霜踏み児等の行く。今年初のレポート、お元気ですか。
二月末に来年度予算案が衆議院を通過し、三月中の予算成立は確実。 予算配分は景気にとって、朗報と言えます。
お正月以来、かるたでなくトランプばかりで、うんざりです。トランプ米大統領就任から一ケ月余、米国内も世界も落着きません。 かつて程ではありませんが、米国は今でも世界一の軍事・経済大国です。その大統領に、従来の路線と違い、米国の利益をなりふりかまわず 主張する奔放な言動のトランプ氏が選ばれたのです。少なくとも今後四年、国際社会はこの人の一挙手一投足に対応せざるを得ぬのが現実です。
特に日本は、佐伯啓思京大名誉教授の言を借りれば、安全保障について、「対米従属国家」とも言うべき現実があります。安保を取引材料に、 経済や通商面での譲歩を要求しないか。ロシアや中国と経済的合意があれば、安全保障で妥協するのではないか―等の危惧があり、戦々恐々と出方を見護っていました。
安倍訪米もあって、少なくとも日本に対しては、今のところは冷静、現実路線で進んでいます。安倍・トランプ会談については、 急ぎすぎ等の批判はありますが、移民対策等で自由主義陣営で四面楚歌のトランプ氏にとり、救いのタイミングでもあり、まずは成功と評価すべきでしょう。 問題は今後。日米関係は双方の利益である事を堂々と主張し、良い関係を維持したいものです。お元気で。
2017年3月3日 於議員会館