せんす屋の暖簾ゆうらり秋の風。残暑の異常に厳しい九月、お元気ですか。 自民党総裁選が始まります。地方組織や支援団体を含め、党を円滑に運営する責任者選びであり、衆議院で過半数を頂いているので、日本の首相選びでもあります。従って、国の形を示し、その実現のために、如何なる政治理念で、内政や外交を行うのかの政策論争が何より大切となります。
が、与野党が一議席を争う小選挙区制の下では、これ等二つの役割に加え、選挙の顔、広告塔の役割が求められます。この第三の役割を見事に果たしたのが小泉さんでした。下馬評で有利な安倍さんも、世論調査の人気は上々ですが、小泉さんのような魔法は使わない人柄だけに、参議院選挙を控え、党は全員野球で新総裁を支え切らねばなりません。
選挙は本来自分の努力と組織で闘うもので、党首の人気と風でやるものではないはず。この点を誤解すると自民党ではかつて当たり前のことであった小沢一郎さんの動きが、新鮮に見えるというなさけないことになります。
ポスト小泉の政策課題は、社会保障、財政再建と税制改革、教育、格差是正等々山積。しかし、日本のことは中国や韓国の意向ではなく国民が決める・・・・の一点が護れぬと、主権国家の体をなさず、経済や国民生活も論じられません。この点の確かな安倍さんを私は支持しています。党員の皆様には宜しくご支持をお願い致します。ご自愛下さい。
2006年9月11日 於議員会館