日溜りに 背のびあくびの 子猫かな。余寒厳しいなか、お元気ですか。
「つなぎ法案」なるものの、背景と経緯をご説明したいと思います。第一は、衆・参で両院の第一党が違うとの現状。第二は、参議院自民党(与党)は法案成立を図らねばならぬのに、数のうえで難しく、逆に民主党(野党)は法案成立を阻みうる数を持つとの現実。第三は、新テロ特措法審議のように、賛否を決めず、審議引き伸ばしの民主党の姿勢。
日々の暮らしを支える歳出予算は税収の裏付けが必要。だが、民主党幹部は、ガソリン暫定税率以外にも中小企業や東京金融市場の外人投資家への税優遇等々を含む、新年度税法の議了を三月末以降に引き伸ばし、経済混乱と地方自治体の歳入不足から生ずる国民の不安と混乱のなかで、解散、総選挙に福田内閣を追込み、政権奪取を目指すと広言しています。「つなぎ法案は」参議院で引き伸ばしがあっても、四月以降新税法成立までの間は、現在の税法に基づき税収を確保できるというものです。これにより、民主党の党略が崩れ去るため、必死の議事妨害もありました。
衆・参議長が「三月末までに結論を得る」との当然の斡旋案を示されました。これにより、混乱を避けうると判断し、自公両党は斡旋を受け入れたのです。賛成、反対は色々あるでしょうが、意見を明確に出さない院や政党は存在意義がなく、国民の負託に応えていないのではないでしょうか。ご自愛を。
2008年2月8日 於議員会館