祇園祭の山鉾巡行も終り、暑さも本格的になりました。お元気でしょうか。
只今、衆議院が解散されました。四年ぶりの総選挙となります。今回の選挙は、世界的な不況の克服と長寿少子化という転換期にある国民の暮しの安心をどの党に委ねるかの大切なものです。正しいご判断のもと、皆さまには必らず投票にご参加下さい。ご判断のポイントは、次の三点かと考えます。
第一は、どの党に日本運営を委ねるのか、即ち政権の選択。世界の大多数の国が共有する「自由と民主主義」を政治理念とし、資本主義の欠点を補いながら経済を運営する自民党、旧社会党や市民運動家と自民党離党組の混合政党・民主党、日の丸や君が代を認めない共産主義の共産党の間の選択となります。
第二は、各政党の公約、マニュフェストの実現可能性、斉合性の検証。誰れしも税や保険料は少なく、公共サービスの多いのは歓迎です。しかし、財源の具体的裏付けのない公約は、いづれ増税か公約破綻となります。「防衛費を削れ、法人税率を上げれば」との共産党流の主張は、日本の安全保障やサラリーマンの雇用を難しくし、結局は自分自身に困難がはねかえってきます。
第三は、中国の軍事力が増強され、無法国家・北朝鮮が核実験を強行するなか、日本の主権と領土、国民の生命と財産を護る具体的、現実的外交方針を進めうるのは、自民党か民主党かです。先憂後楽の気概で闘います。
2009年7月大暑 於議員会館