迎春の装いあらたに野の仏。野党になっても、年末の予算編成や税制改正等であわただしいのは相変わらずです。お元気ですか。
民主党政権の予算編成での混乱は、野党の気楽さで言ったことの処理に、与党になって四苦八苦の印象です。効果には副作用が伴います。現実を預る与党は、時に後遺症覚悟で生命を助けるため手術をします。野党は後遺症の苦しさを声高に訴えます。良いことも財源的に無理なら言えない苦しさが与党にはあり、人気取りのため発言できる気楽さが与党には。が今や野党自民党には矜持が、与党民主党には責任が求められます。
世界発不況による税収減の結果、国債増発があっても、民主党の背信ではないはず。事情の変化を国会で説明すれば良い話。問答無用の多数決で、議論を避ける姿勢こそが問われるべきです。一方、公務員二割削減、自公政権の無駄排除で増税や国債発行なしに子育手当等の公約が実施できる等ーとのマニフェストは、与党になると、組合等のしがらみ等で無理なら、素直に謝罪すべきでしょう。
地元民主党議員も「京都を物づくり特区にし、技術開発予算を増し、税率を引き下げます」と言ったことは、与党議員に当選して現実に直面すると、仲々難しいと率直に詫びるのが筋ではないでしょうか。
世界発不況への対応の混乱の結果である民主党不況で、大変な年末と思います。来年は明るい年であることをご一緒に祈りましょう。
2009年12月18日 於議員会館