NO.154 年金一元化の理想と現実(付 予算の地元配分)
村はずれ我を見送る山桜。春らん漫、御家族の皆さまお元気ですか。
参議院選を睨み、年金一元化を民主党が主張。サラリーマンの厚生年金、公務員の共済年金、自営業者等の国民年金の統一構想。が、現実の政策形成は、白紙に絵を書くのではなく、塗りたくられたキャンバスを少しでも良い絵にする我慢のいる作業です。
- 定年制がなく、所得の動く自営業者に毎年サラリーマン並みの保険料が支払えるか。
- 既に運用されている既納付保険料を未需給の人に清算できるか。
- 保険料を支払えぬ人の年金を税で賄えば、それは老齢生活保護費となり、社会規律を損なうが。
現実は難問山積み。
成立予算の京都関連の配分は次のとおり。
- 京都迎賓館建設工事等経費七五億九千万円。
- 国立国会図書館関西館運営経費等二七億円。
- 私のしごと館運営経費等一五億四千万円。
- 地下鉄東西線延伸建設事業費等一八〇億円。
- 京都市〜久御山町の洛南道路二二億円、第二京阪道路二四億円。
- 第二外環状道路九五億円、京都高速道路新十条通り等二六一億円。
- 岩倉東、上京、京都駅周辺、山科北部各地区の都市公団事業六億五千万円。
- 市内の重要幹線街路整備事業五一億円。
- 京都市内七河川の河川改修事業一三億円。
- 市内全域の下水道事業九五億四千万円。
- 嵯峨野地区等の古都緑地保存事業一一億円。
- 西陣織展等地場産業活力強化事業七千万年。
教育・福祉関連は五月に配分予定。ご自愛を。
2004年4月22日 於議員会館