国会レポート

NO.169財政再建の進め方は国民の選択

霜を割り生命伸びくる畔の道。今年は雪も多く、余寒厳しい毎日ですが、お元気ですか。予算委員会、党務、同志の応援等多忙を極めていますが、元気でやっています。

天皇制の根幹である皇室典範の改正は、秋篠宮妃殿下のが懐妊もあり、私の主張どおり、「落着いて議論すべき」雰囲気に沈静したのは、良かったと思います。

予算は国民の日常生活に深く係りますが、同時に将来世代に残すべき制度や資産、残してはならぬ借金等の問題も含んでいます。来年度予算で国民の受けるサービスは八十兆円。が、払う税金は五十兆円、不足額三十兆円は国債つまり借金で賄っています。

使う方は、八十兆円のうち十九兆円が過去の世代の借金返済と利払い。つまり、私たちは前の世代の借金のため、十九兆円を自分の意思で使えないということ。逆に次の世代の意思を縛る借金を三十兆円もしています

この現状を改める財政再建は、出るものを抑えるか、入るものを増すかしか方法はありません。社会保障、公共事業、教育等自分のまわりに、無駄や安易な使い方がないか点検してみましょう。入るものは、経済を活性化させ、自然増収を期待するのが第一。ただ、弱者に厳しいインフレにならぬ程度でということ。第二は消費税等の制度増税です。

現実の政策の組合せは、主権者たる皆さんの選択によります。サービスは多く、負担は少なくでは計算が合いませんね。ご自愛を。

2006年2月7日 於議員会館

伊吹文明

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