みちのくのがれきの下に芽吹くもの。
東北関東大震災から一ヶ月、お亡くなりになった方にお悔みを、被災者の方に御見舞を申しあげます。春の来ない冬はありません。被災者には頑張って頂きたいし、一人ひとりも出来る協力を地道にやりましょう。
外国人は帰国しても、私たちには日本しかありません。それが国家であり、国民というものです。 領土、国民の生命・財産、国のことを決める主権を護るのが、政治の最大の使命であると政治家は改めて自覚すべきです。
大震災でも諸外国と違い日本では、略奪もなく、助け合い、被災者は悲しみに耐え頑張っています。これが日本人の心根、文化です。石原都知事が、「大震災は日本人の我欲への天罰」と発言し、被災者への天罰との受止めをされたようですが、真意は違うと思います。科学文明の発達のもたらした物質的豊かさのなかで、私たち日本人の心根−自助、公徳心、謙虚さ、絆等々が失なわれ、自分だけ、今だけ良ければの風潮への警鐘との趣旨でしょう。
煌々たるネオン、夏冬のエアコン、深夜テレビ、安い外材を選び荒れる山林、砂で埋まる発電ダム・・・。原子力発電所はその 我欲の必然の結果。国民の我欲につけ込み、子供手当等々の壮大な国家買収で政治権力を握り、約束も果たさない我欲の政治への警鐘でもあります。大震災の傷が癒えるまで、自民党は我欲を捨て協力しますが、大震災前の民主党我欲の実現には協力はできないのです。
2011年4月7日 於議員会館