市場にも人なく静かに除夜の鐘。師走に入り、あわただしい毎日です。お元気ですか。
昨年暮の総選挙、政権復帰から丁度一年。経済の雰囲気は良くなり、明るい展望も少し見えてきました。しかし、お給料が上り、中小企業の売上げが伸びるには、今少し時間がかかるようです。景気回復を実感できる春はまだまだです。政府与党は雰囲気だけで良しとせず、着実に謙虚に政策を積み重ねていかねばならない来年です。
現在の経済は日銀の円供給増による円安と株高が頼みです。自動車等の輸出産業や関連企業には円安は追い風になり、株高は富裕層の消費拡大を後押ししています。来年は成長戦略を軌道に乗せ、民間設備投資を引き出すこと、賃上げを進め、消費拡大を目指すこと、それまでの間は財政再建をにらみつつ、積極的な財政出動を実行することでしょう。
日本の安全保障、外交の再建も大切な課題です。壊れたものの再建は、新築より遥かに大変な作業です。「最低でも県外」の鳩山元総理発言に象徴される民主党外交が壊した日米の信頼関係を回復せねばなりません。尖閣の漁船事件処理で与えてしまった「日本組みし易し」の雰囲気を払拭せねばなりません。その為にも法律を整備し、日米間の隙間を外国につかれぬようにする必要があります。
今年の国会レポートは、これをもって結びとします。今年のご厚誼有難うございました。おそろいで良いお年をお迎え下さい。
2013年12月13日 於議員会館