老梅の我を迎える季のめぐり。亡き両親の住み暮した家の梅の古木が、今年も花と芳香を恵んでくれました。コロナ騒動で不安な毎日だと存じますが、お元気でしょうか。
中国発の新種のコロナウイルスは、まだ予防ワクチン開発が出来ておらず、治療法(ウイルス増殖抑制)も確立していません。 中国は今や世界第二の近隣の経済大国で、日本の輸出入の各二割を占める貿易相手国です。当然人の往来も多く、ウイルスの持込みや結果としての国内蔓延の危険も大きくなります。 海外からのコロナの日本侵略は、国家の非常事態でもあります。政府も防衛策を講じているのですが、蔓延抑止には至っていません。
国家非常時には挙国一致が大切です。私達はどう行動すべきでしょうか。第一は自己管理の徹底。
@手洗い、うがい。A大人数の限られたスペースの集まりには行かない。B症状があれば外出せず、医師に相談。
第二は不安にかられ縮み志向にならぬ事。
(イ)TV等の専門医以外の人の批判や主張をうのみにしない。(ロ)トイレットペーパー不足等ネットの偽情報に惑わされぬ姿勢等です。
ニューヨークや東京株式市場の暴落も、「不安が不安を呼ぶ」心理の典型例です。経済のこれからを考えると、中国が立ち直り、日本からの輸出、日本への部品供給が 元に戻り、訪日客が復活することが大切ですが、日本国民の縮み志向による社会の冷込み脱却こそが最大の鍵でしょう。ご自愛をお祈りします。
2020年3月13日 於議員会館