ご挨拶

伊吹文明

皆さんこんにちは。私は令和4年(2022年)の総選挙に出馬せず、37年間の議員生活を終えました。「まだ、元気なのに」とのお声もありましたが、日本人男性の平均寿命を考えると、有権者の主権をお預かりする国会議員の職責を任期途中で果たせなくなってはいけないと思い決断したのです。幸い、後を託した勝目やすしさんが、京都1区の議席を護り、現在当選2回の代議士として研鑽を積んでいます。

議員を引退しても、現職時代お世話になった方々への恩返しは今も忘れることはありません。そして今は、現役議員の皆さんや関係者の方々のご相談、メディアのインタビューやTV出演、講演依頼等で忙しくしています。初当選の40年前と違い、今は1選挙区1人当選の小選挙区となり、独自の主張を持つ特色ある政治家が少なくなったようです。財源を考えないサービス合戦、八方美人の政党や政治家が多いのは、日本の将来の為に心配です。

個別利益より全体のバランス、目先のことより将来の日本を考えてもらいたいとの思いで、若い政治家の皆さんと学びの機会を持っています。また、毎週月曜日に、時々の所感を本サイトやフェイスブックで配信していますので、是非ご覧いただければと思います。

プロフィール

国会での伊吹文明

昭和13年(1938年)京都市生まれ。生家は文政3年(1820年)創業の繊維問屋。小学2年生で終戦、玉音放送を聞く。御室小学校、同志社中学校、府立嵯峨野高校を経て、昭和35年京都大学経済学部卒業。大蔵省(現財務省)入省。在英大使館に4年勤務。理財局国庫課長、蔵相秘書官等を経て、昭和57年に退官。

昭和58年に中選挙区時代の京都1区より出馬。トップ当選を飾る。令和4年の引退まで12回連続当選。37年間、衆議院議員を務める。
この間、国会では文部科学委員長、行政改革特別委員長、衆議院議長を務める。政府では厚生政務次官、労働大臣、国家公安委員長、文部科学大臣、財務大臣、皇室会議委員等となる。自民党では、京都府支部連合会会長、税制調査会顧問、小委員長、社会保障制度調査会長、広報本部長、組織本部長、幹事長等を歴任。野党時代に政権構想会議座長として現在の自民党網領を執筆する。

議員引退後の現在は、公益財団法人昭和聖徳記念財団会長、衆議院前元議員会会長等を引受けている。
趣味はテニス、渓流釣り、料理を作ること等々。健康法は適度に遊び、飲み、食べること。出来るだけ自分で歩くこと。

現在、一男一女は独立し、妻と二人暮らし。

書籍

著書、共著として出版されたものは10冊。
その他、新聞、雑誌への投稿、インタビュー記事は多い。
著書のいくつかを紹介します。

保守の旅路
保守の旅路
中央公論新社

読売新聞に連載された「時代の証言者」34回分を加筆したもの。保守の理念からみた昭和、平成、令和を貫く近現代史の証言。

いぶき亭・四季の食卓
いぶき亭・四季の食卓
講談社

料理が趣味の伊吹文明の食のエッセー。金をかけずに手間をかけるレシピの紹介。改訂版の-衆議院議長のこだわり手料理-と合わせ人気を博す。政治以外のジャンルのメディア取材の対象となった。

シナリオ・日本経済と財政の再生
シナリオ・日本経済と財政の再生
日刊工業新聞社

伊吹文明、渡辺喜美の共著。バブル後の日本経済と財政の再生シナリオを提言。

新保守革命
新保守革命
文芸春秋社

渡辺美智雄、柿沢弘治、伊吹文明の共著。
渡辺美智雄政権の為の政権構想としての著書。各政策分野のビジョン、提言を行っている。

中流階級の危機
中流階級の危機
プレジデント社

伊吹文明の最初の著作。バンクオブアメリカの首席エコノミストであったジョン・オリバー・ウイルソンの著作の翻訳と日本について考えるべきことを執筆して追加。
物質的豊かさの後に来る社会での価値観を考えている。

事務所概要

京都事務所

所在地
〒600-8008 京都府京都市下京区四条通 東洞院角フコク生命ビル3階

東京事務所

所在地
〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目3-10 ライオンズマンション平河町201号室